AWS Certified Developer - Associateに受かった話
IT業界転職1年未満の筆者がAWS Certified Developer - Associate(以下「DVA」)に受かったお話です。
受験時点での私の経験値はこんな感じ。
・AWS Cloud Practitioner、Solutions Architect-Associate取得済み
・業務はAWSシステムの運用・保守もろもろを半年程度。
・1年前までは他業種でIT知識はなし。
◯受験理由
業務で開発系のサービスを触ることが増えてきたため、そのあたりの知識も入れていこうかなーという感じ。
SAAは持っていたものの、開発言語などの知識が激弱なため、開発周辺のサービスへの理解度が足りないなーと感じていた。
◯準備したこと
・書籍
ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト (アソシエイト試験ポケットスタディ)
手頃な値段から繰り出される500ページオーバーの情報量!
ちょっと網羅性が高すぎで通読するにはきついかも・・・
怒涛の確認問題のお陰で知識の定着には便利。
・問題集
Udemy「【01版】AWS認定デベロッパーアソシエイト模擬試験問題集(5回分325問)」
※現在は検索してもヒットせず。
私が教材を揃えた段階ではまだ02版に対応した問題集があまりなかったので、01版の問題集を購入。
本番と全く同じ問題ということはなかったが、結局求められているサービスについても理解が問われているのは同じなので、普通に役に立った。
最終的に全部90%以上の正答率となるまでやり込んでから受験。
・AWS Skill Builder
AWS公式が提供する学習用サイト、「AWS Skill Builder」。
限定で無料お試し期間があったこともあって、有料版に登録中。(月額30$程度)
実際のAWS環境を使ったハンズオンが楽しい!
しかもリソースの使用料金を感がなくていいのが楽しい!!
古のパケ死なんかを通過してきてる人間としては、料金青天井のサービスを使うのはどうしても抵抗があるのだ。
そんな私にこのサービスはドンピシャ過ぎた。
正直DVAと関係ないサービスとかもやってた笑
概ね準備は以上なので、そこまで特別なことはしてないと思う。
あ、公式の模擬試験とかも受けました。
あと試験直前に試験範囲をしっかり確認していなかった事に気づいて頭ショートしてました。
みなさんは学習のはじめに確認しましょう。
・AWS Certified Developer - Associate (DVA-C02) 試験ガイド
勉強時間とかも今回は記録してなかったのは反省。
本来なら学習計画とかも考えたほうがいいのはわかっている。次から頑張る。
◯結果
合格!!
正直手応えはまあまあだったので一安心。
難易度的には問題集と同じくらいな印象。
それにしても、試験終わってから合否がわかるまで7時間くらいかかるのホント止めて欲しい・・・
不安すぎて散財してしまったよ(謎因果)
◯感想
基本的な開発サービスについての知識が得られたのは良かった。
Lambdaのエイリアス機能を使って切り戻しできることが知れただけでも価値があった。
(お手性のスクリプトで逐一updateするのなんかヒヤヒヤするんだよね)
CI/CD周りの動きのイメージもついたので、機会があったら実装してみたいというモチベも生まれて、まあ良かったのではないかな。
自分の検索能力から漏れる情報を取得できる点が資格勉強のいいとこね!
◯反省点
最初に試験範囲を確認する。
学習計画を立てて、日々の進捗を管理する。
反省から学べる生物でありたいものです。
以上。
イヤーピースの選び方を考える
イヤホンを使う人間として避けては通れない問題があります。
それは、「イヤーピース問題」です。
巷にはイヤホンについていろいろなレビューが存在します。
低音が強い、高音が刺さる、バランスが良いなどなど・・・
確かに集合知としてのレビューの塊には一定の説得力があると思いますが、まるっきり信じるのもどうかなぁと思うのです。
なぜなら人の耳の形は千差万別であり、故に使っているイヤーピースのフィット度合いによって聞こえている音も違うと考えられるからです。
この点についてFinalさんのHPに掲載されていたことが非常に感覚とマッチしていたので紹介したいと思います。
【イヤーピースによって音が変わる理由】
■イヤーピースと耳道の密閉度により、低音域の音圧が変化する
イヤーピースと耳道の密閉が完全な場合、aのようなグラフになり、大きな空気の漏れがある場合には低音域の音圧が下がり、bのようなグラフになります。
低音域の音圧を変化させると、聴感上は声の帯域から高音域が大きく変化したように感じます。低音域と高音域の最適なバランスを探してください■イヤーピースと鼓膜の間の距離によって高音域の音圧が変化する
イヤーピースを耳道内に挿入すると、閉管共鳴という現象が起き、cのグラフの通り高音域のある帯域が強調されます。
耳道内に深く挿入すると、鼓膜との距離が縮まる為、低音域の音圧が上昇し、強調された帯域が高い方へと移動し、dのようなグラフになります。
低音が上昇し且つ、高域の刺激的な音が抑えられ、一般的には好ましいとされる音になります。
参照URL
https://snext-final.com/products/accessories/detail/earpiece.html
これをまとめると、
①耳道との密接度
②イヤーピース(イヤホン)と鼓膜との距離
によって音質を操作することができることになります。
これをかんたんに図にするとこんな感じ。
つまり、
・イヤホンの低音が不足or高音が強すぎると感じる
→①耳道との密接度が高い素材&形状 + ②鼓膜との距離が近いイヤーピース
・イヤホンの低音が強すぎる
→①耳道との密接度が低い素材&形状 + ②鼓膜との距離が遠いイヤーピース
というようにイヤーピースを選べば良いということになります。
低音重視のイヤーピースの代表例としては、コンプライでしょう。
耳道との密接が高い低反発ウレタンで作られているイヤーピースで、低音が強くなるというイメージが強いです。
高音重視のイヤーピースとしてはFInalのTYPE E 完全ワイヤレス専用使用があると思います。
このイヤーピースは完全ワイヤレスイヤホンのケースにも対応できるように傘の部分が短く設計されており、そのため鼓膜との距離が長くなり、結果として高音が強調されがちになります。
特にクリアタイプは材質も相まってきれいに高音が聞こえる印象が強いので、低音が強いと感じるイヤホンには試してほしいイヤーピースです。
final-audio-design-directshop.com
ちなみに自分はLYPERTEKのTEVIというイヤホンを使っていますが、このイヤホンは少し低音が強く感じたため、比較的傘の素材が固く短いAZLA Sedna Earfit Shortというイヤーピースを大きめのサイズで鼓膜からの距離をとって装着しています。
密閉度を維持しながら、高音を強調することで非常に自分好みのサウンドで近づけることができました。
以上のように、イヤーピースは手持ちのイヤホンの特性と、自分の音の好みによって適するものが変わるという非常に沼属性の強い一品です。
いろいろなイヤーピースを交換しながら音の変化を比較するのはめちゃくちゃ楽しいですよね、時間が圧縮されていきます。
ただ、そんなに時間かけられないよーという方に今回の整理が役立てばいいかと思います。
皆さんが楽しいイヤホンライフをおくれますように!
Adoramaで「Etymotic Research ER4SR」を個人輸入した話(Paypal決済)
ずっと前からEtymotic Reserchの「ER4SR」というイヤホンを狙っていまして、日本ではみんな大好きサウンドハウスさんが代理店になっていたのですが、先日HPを見たところ
「販売終了」
の文字がッ・・・
かなり前から目をつけてたのだけど、サウンドハウスさんの値動きが結構あるもんで色々タイミングと見計らってたらご覧の有様でした、皆さん買い物のタイミングには気をつけましょう涙。
困ったことに、サウンドハウスさん以外の日本での定価はお高め設定で、かなり懐に優しくないのです。
そこで、色々と調べたところ、Adoramaという海外の通販サイトのセールでかなり安く売られているとの情報が。。。
え、ヤバ・・・・
大体4万円弱が日本市場の相場なのに$119はどうなってんねん・・・
ということで購入することを決意、ちなみに送料が$41かかったので合計で$160、日本円で約18000円、うーん安いw
海外通販は初めてではないけれど、Adoramaでは初めてだったことと、調べてもあまり情報が出てこなかったのでおっかなびっくりしながら購入。
住所を入力する場所もあったので事前に書いとこうってことでサクッと入力しました、もちろん英語で。
State=都道府県
City=市区町村
で入力完了です。
決済方法は
①クレジットカード
③Apple Pay
が選べたけれど、クレジットカードは物によっては承認されないものもあるとかで少し不安だったので安心と信頼のPaypalにすることに。
Paypalなら決済情報のガードも固いし、もしものときの買い手保護制度もあるので馴染みのないショップを利用するときには安心が担保されますね^^
というわけで意気揚々とPeypal決済を選んで注文!と行きたかったのですが、エラーが出て決済が完了できない・・・
何故に?と思い詳しく見てみると、どうやらさっき入力した住所の情報とPeypalの情報が一致しないから駄目よー的なことらしい・・・
住所うち間違えたかなーと思いつつ、照らし合わせてみても間違いはなさそう。
そもそも、名前と名字も一致していない!とか表示されてて更に困惑。
なんでかなーと色々考えた結果、Peypalを日本語で登録しているのが問題ということに気づきました!
日本語だと姓名表示とか反対になっちゃうしね!
というわけでPaypalの設定画面の言語をEnglishに変更します。
そんでもって、住所をアルファベット表記で書いて登録!
ちなみに、言語を英語にしないと都道府県が日本語の選択制になっちゃって、アルファベットにできませんでした、注意!
アルファベットの表記の住所を優先(Primaly)にするのをお忘れなく。
以上を設定したらAdoramaにてPaypal決済をするだけ。
無事注文完了!
発送はFedExが行ってくれました、アメリカの発送から手元に来るまで約3日でした。
はや、、、ヤバ、、、
下手な国内発送よりも速いのでは・・・?w
注文から4日でアメリカにある商品が手元に来るとはすごい時代になったもんだ・・・
イヤホン自体は問題なく使えております、感想は機会があれば!
油断するとガンガン買い物しちゃう気がするので財布の紐が緩まないようにしなければと思う今日この頃でしたとさ。
多機能TWS(完全ワイヤレスイヤホン)LYPERTEK TEVI の使用レビュー
筆者はAVIOTの完全ワイヤレスイヤホンを使っていたのですが、この前うっかり洗濯してしまったため、新しい機種を探すことに。
有線イヤホンやBluetoothノイズキャンセリングヘッドホンも持っているのだが、ちょっとした外出時やヘッドホンで耳が痛くなってきた時のために、一台はTWSイヤホンも持っておきたい。
あと、コロナウイルスの影響で自宅で作業をしながら遠隔会話をする機会も増えてきたので、通話機能もあるといいなーと考えて、予算1万円前後で該当機種を探していました。
少し辛めの予算なのはバッテリー付きは消耗品という考えなので・・・
今回完全ワイヤレスイヤホンを探す上で求めた要素は次の通り。
①音楽を楽しむ上で最低限の音質(好みの音質かどうか)
→なるべくならapt-X対応(macやWalkmanでの使用を想定)
②通話機能の使用を想定していること
→PCと接続しての使用を想定
③バッテリー持ちは長いほうが良い
→家での使用も想定しているので、一回の連続使用が長くなると思われるため
④耐水性があること
→洗濯okとは言わないが、不慮の事態での一撃死は避けたい
上記基準で探したところ、Noble audio FALCON とLYPERTEK TEVI が最終候補に。
どちらもフラットよりの音質との評判で、筆者の好みに近い(筆者はイヤホンだとETYMOTIC RESEARCH ER4SRが好み)。
FALCONは実売価格が15000円前後であり、TEVIが5000円ほど安いこと、TEVIは通話機能についての言及もあったことから今回はTEVIを購入しました。
購入に際しては、近くに試聴できる店舗がなかったためこちらのHPを参考にさせていただきました。感謝です。
FALCONはバッテリーや耐水性は同レベルだし、音の評判がめちゃくちゃ良いのでいつか比較してみたいところです。
以下、購入後のTEVIのレビューとなります。
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ケースに入った状態です。
ケース外側はファブリック調になっていて、某MOMENTUMに寄せていってる感があります。
簡単にカタログスペックをまとめておきます。
重さ:片側約5g(イヤーピース込)
連続再生時間:約10時間
充電器込使用時間:70時間
充電端子:USB type-C
防水性:IPX7
通話機能:CVC8.0マイクノイズキャンセリング
重さ以外は公式HP参照です。重さは実際に軽量した結果です。イヤーピースのサイズによって上下があるので「約」表記です。
ひとまず音質の評価はあとに回して、スペックについての使用感を。
○重量について
重さは5gとこの再生時間にしては軽量だと思います。
イヤーピースとの相性もあると思いますが、自分は長時間(5時間超え)装着していると若干耳に違和感が出てくる感じでした。
この辺は慣れの部分もあるので、なんとも言えませんが、少なくとも痛くて装着できないというレベルではありません。
耳に干渉して特定の部分が痛むということもありませんでした。
ちなみに筆者はイヤーピースは大きめでしっかりと密閉できる装着感で使用しています。
小さめで余裕を持って装着するタイプの人はより快適に装着できる可能性もあると思います(但し音質や落としやすさが変化することはあるかもしれません)
比較的軽量ということもあり、しっかりとサイズの合ったイヤーピースをしていれば多少激しく動いても耳から落ちることはないと思います。
○機器との接続について
手持ちの音楽再生機とは問題なく接続できました。
AACでのiPhoneとの接続、apt-XでのPC(Mac)、Walkman及びAndroid端末との接続においても特に不具合は見当たりませんでした。
接続の安定性については、再生機に左右されるといった印象です。
ちなみにPCだとR側の接続が安定性が高く、iPhoneだとL側が先に認識されていました。
スマホの場合、ペアリングのときに先に接続したのと反対の側も接続できるのであまり関係ないですが、再生機によって規則があるようです。
接続が安定しないときは反対側に手動で接続し直すと良いかもしれません。
○再生時間について
基本的にバッテリーを気にする場面はないと言えます。
自宅での仕様では6時間ほどの連続使用でもまだ警告音は鳴っていません。
15分の充電で2時間の仕様が可能となる急速充電機能があるため、ちょっとした休憩のときに充電しておけばより安心でしょう。
○防水性について
IPX7というのは、日本工業規格の規定する防水性能に関する等級を表していて、後部の7は7等級ということを表しています。
具体的には、
「一時的(30分)に一定の水深(1m)の条件に水没しても内部に浸水しない」
という性能を示しているようです。
これについては検証するのは怖いので試していませんが、もし、上記の通りなら間違えて洗濯しても生き残れるかも・・・
○通話機能について
cvc8.0マイクノイズキャンセリングについては情報が出てこなかったので、具体的な使用は分かりませんが、実際に外出先から通話をした相手の方の感想としては、はっきりと声が聞こえたということでした。
リモートワークでの仕様でも十分利用できる通話性能を有していると思います。
○アプリについて
TEVIにはイコライザやボタンの機能割当のためのアプリがiOS、android両方で配信されています。
このアプリ、ストアでの評判が芳しく無く、接続できないといったコメントが寄せられていますが、私は問題なく接続できました。
日本語版の場合、スマホのデバイス画面に表示されるペアリング登録名が[LYPERTEK]と[]付きで表示される場合、アップデートしなくてはアプリに接続できないようです。
ちなみに。アップデートには本体を輸入元に送付しなくてはならないためなかなかに面倒。方法などは以下のリンクを参照してください。
筆者はeイヤホンさんの通販で購入したのですが、しっかりアップデート後でした。
心配な方はそちらで購入して見るとより安心でしょう。
アプリに接続が完了すると以下のように表示されます。
現在のサウンドモードと残りのバッテリー残量を確認することができます。
サウンドモードの表示画面です。
サウンドモードでは8種のプリセットの他にカスタムモードがあり、±7dbまで7つの周波数帯をカスタムした設定を保存できる機能があります。
このカスタム設定は接続を切っても保存されているので、再接続時でも再設定の必要はありません。
後述の通り、低音が激しいタイプのイヤホンではないので、そのような音質が好みの場合、こちらで調整することができます。
コントロールモードの表示画面です。
TEVIは左右の端末に物理ボタンが搭載されていて、そのボタンを押すことで各種操作を行います。
コントロールページではダブルクリック、トリプルクリック、1秒長押しの挙動を入れ替えることができます。
実際考えられるのは、ボリュームと曲選択の入れ替えくらいなので自由度は低いですが、気になる人は変更することができます。
設定画面です。
言語は接続時などの音声アシスタントを変更するもので、英語と韓国語です。
香港の会社なのに中国語ではなく、韓国語なんですね、不思議です。
ファームウェアは元から最新の状態でした。
○音質について
最後になりますが、音質については聞き手の個人差があると思うので、参考程度に思っていただければ幸いです。
まず、全体的な傾向としては聴覚上フラットと呼ばれているものと同系統といっていいと思います。
低音から高音まで全体的に音が綺麗に聞こえてきます。
音楽以外の場合、例えば映画やTV番組を見る場合でも、違和感なく鑑賞することができます。
一方、綺麗に音が聞こえる反面、勢いや迫力といった点で物足りないという感じることがあるかもしれません。
音の密度とでもいうのでしょうか、その点は不足しています。
モニターライクな音といったところでしょうか。
筆者はモニターライクと呼ばれる音が好みなので、全体的な傾向はドンピシャでした。
少なくとも前に所有していたAVIOTのものよりは好みの音質で、有線といわれても違和感は感じないレベルにはあると思います。
また、一部レビューなどでは低音が不足しているというものが散見されますが、アップデートで音のバランスが多少変更になったらしく、少なくとも筆者のものでは低音が不足しているとは感じませんでした。
低音に関してはイヤーピースの問題もあると思いますが、自分の耳にしっかりフィットして簡単には落ちてこないような状態になっていれば必要十分な低音は出ていると思います。(イヤーピースに関しては後日別記事で比較してみようと思います)
なお、上記アプリのイコライザーによって音質の補正ができるので、多少の不満点ならそれで補えると思います。
ちなみに、手持ちの再生機器で一番相性がいいなと感じたのはWalkman nw-a35で、音に迫力が足されるような感じとなり、よりリスニング寄りの楽しい音に聞こえました。
nw-a35はBluetooth接続の場合にはイコライザが効かないので、相性が良いと感じる無線機器に出会えたことは幸運でした。
○まとめ
1万円というミドルクラスの価格でありながら、必要十分な各機能を備え、イコライザによる音質補正が可能なモニターライクイヤホン。
モニターライクが好きな方の音楽鑑賞や、リモートワークのためのマイク付きヘッドセットの代わりとしても使える、多様な人にオススメできる製品だと思います。
ABM / ABM5400とGOTOH / GE1996Tの互換性
ロック式のフローティングブリッジを使っていると色々と悩みどころが出てくるものです。
私が使っていたのGOTOHのGE1996Tというフロイドローズの互換品。
シェクターにデフォルトで付いていたものですが、suhrのギターにも採用されているらしく、パーツの精度としては高いものと思われます。
ロック式の弱点として弦交換がめんどくさいこと、オクターブ調整、弦高調整がしづらいことがあります。
弦交換に関してですが、その他のブリッジなら弦を通してペグに巻けば良いところ、ロック式だと弦の根本のボールエンドを切ってブリッジに挟んで固定しなければならないのです。
この弊害は主に2つで、まず単純に弦交換に時間がかかってめんどくさいこと。
2つ目は出先で弦が切れた場合、弦を切れる道具がないと弦があっても交換できなくて詰むことです。
調整関係でいうと、ロック式でオクターブ調整をする場合、まずチューニングして音を確認してから弦を緩めて感覚でブリッジの位置を変えてからまたチューニングしてというサイクルをすべての弦で行わなくてはならないのです。
これがとってもストレスフルなのです。
弦高に関しては左右のスタッドの高さを変える調整しかできないので、各弦で個別に高さを調整することができません。
とまぁ多くの不満点があったロック式ブリッジ。
もちろんロック式のアーミングは他のブリッジでは真似できないものなので、気に入ってはいるのですが、いかんせん調整関係がめんどくさすぎる!
というわけで前々から変わりのブリッジと探していたのですが、この度気になっていたブリッジを試してみようと思いABM / ABM5400を導入してみることにしました。
ただこのパーツ、寸法上はポン付け出来るはずなのですが、調べても全く情報が出てこず、実際に使用しているという情報も全く見つけられなかったのでめちゃくちゃ不安でした^^
ただ、付け替えられたときのメリットが大きそうだったので人柱覚悟で注文!
本家フロイドローズも買えそうな値段だけどそこは別のメリットを期待して・・・
(※近所の楽器屋さんによればGOTOHとフロイドローズはポン付けできるとのこと)
結論から言えば、ABM / ABM5400とGOTOH / GE1996Tには互換性があり、ポン付けすることができます。
スタッドの交換も不要です。
調整に関しても始めは少し手間取ったものの、弦の伸びが安定してからは問題なく使用できています。
このブリッジの利点は3つ。
まず1つ目は弦交換の際に弦の根本を切らなくても良いこと。
このブリッジは横から弦を通せるようになっており、弦を切ってロックする必要がありません。
通した後に六角レンチを締めることで弦がロック出来る仕組みです。
下の図のCを締めることでロックします。
弦交換でオールエンドを切る、弦を挟んでロックするという作業がなくなるので交換時間を短くすることが出来ます。
2つ目は弦ごとに弦高調整が出来ること。
ABM5400では各弦ごとに弦高を調整することが出来ます。しかも、弦を張った状態のまま出来ます!
上の図の⑧の部分をレンチで回すことで上下に弦高を無段階調整することが出来ます。
指板のRがきつめのギターでアームをバリバリ使いたい場合にはピッタリの機能です。
3つ目は弦を張ったままオクターブ調整が出来ること。
上の画像の⑯のネジをドラーバーで回すことによってサドルを前後に動かし、オクターブ調整が出来るようになっています。
これがめちゃくちゃ便利!
今までだとオクターブ調整のためには弦を緩めなきゃならず、何回も緩めたり締めたりを繰り返すと弦が切れたりしたこともあったため、どうしてもオクターブ調整が億劫で、結局ピッチがずれたままになってたりしてました。
ただ、ABM5400ではネジを回すだけなので弦が切れる心配なし!チューニングしながら微調整も楽ちん!
この利点が個人的には一番良かったです。
ここで1つ、個人的には利点だったこと。
それは、音質が変化したこと。
従来GOTOH / GE1996に比べ音の輪郭がはっきりしたように感じました。
これだけだと高音がスポイルされただけの可能性もありますが、サステインが伸びたり、ハーミニクスがきれいに出るようになったりもしていたので、ピッチのあった音が大きく出ているのだと捉えています。
思いっきり歪ませたときでもコード感が感じやすくなったとも感じました。
これはブリッジの重量変化やパーツの組み上げの精度の違いによるものと思われます。
また、思いっきり歪ませたときでもコード感がわかりやすくなりました。
音の変化についてはなるべく変えたくないという方にはデメリットとなるでしょうが、自分的には好意的な変化だったのでメリットと感じています。
全体として自分的には満足の行く結果を得られたと思います。
なによりチューニングがしっかり合ったギターを弾くのは気持ちいい!!
ロック式でピッチや調整に不満がある人は一考する余地があると思います!
もしこのブリッジを導入してうまくチューニングが合わないという方用に自分がちょっと苦しんだ点と解決法をいくつか述べておきます。
①ブリッジと弦の接する点にグリスを塗る
アーミング中にパキパキ音がするなら、弦がサドルに引っかかっている可能性があります。グリスで弦が滑るようにする。
②トレモロスプリングを増やすor硬めのものに変更する
スプリングの張力が高めの方がチューニングが安定するように感じました。
ギター本体の性質かもしれないので効果は不確かです。
③下のCのネジを弦の締める
HPなどのセッティング説明ではCを締める工程が記されていなかったが、個人的にはここを締めた方がチューニングが安定した。
HT-BlackfireとHT-DUAL Blackstarの歪たち
私はオジー・オズボーンが好きなのです。
特にランディ期のメロディ、ジェイク期の華麗なソロワーク、ザック期のパワフルなアレンジがお気に入りです。
そんなオジーがザックの次に選んだギタリストがいました。
ガスGというゴリゴリのメタルギタリストです。
当時、
「オジーが選ぶギタリストなんだからすごいに決まってるぜ!」
からの
「聞いたことないけどガスGモデルのエフェクターが出るし、限定版だから買っちゃうぜ!」
という勢い100%で購入したのがBlackstarの歪みペダル、「HT-Blackfire」でした。
それがこいつです。
このエフェクターが、まぁ使いづらかった(笑)
そしてガスGもあまり好みじゃなかった(笑)
オジーの日本公演まで見に行ったんだけどね、うん。
あんま好きなタイプではなかったね、上手いんだけどね。
そして残ったのはこの使いづらいHT-Blackfire。お値段確か3万6千円。(高い)
まず2ch使用で2つの歪が使い分けられるんだけど、イコライザー部分が共有だから劇的に変化させることが難しい。
片方で良さげなセッティングにしても、もう片方ではうまく行ってない、そんなケースがほとんで、めっさ使いにくい。
そして肝心の音質だが、真空管内蔵ということでちょっと丸みを帯びた音を想像してたんだけど、これが想像の遥か上をゆく高音のスポイル具合。
スタジオのジャズコでもゴリゴリの低音が出せるし、野太いソロも弾けますよ、でも汎用性は皆無だよ。
そんな感じの困ったやつでした。
そんなこいつでしたが、歪が弱いチャンネル(FIREch)のGainを0にしてトランジスタアンプとつなげるといい具合の真空管っぽさを出してくれることに気づいてからは存在価値が生まれて、なんやかんや長い付き合いになりました。ただしめっさ重いから持ち歩くのは苦痛だった・・・
そして先ごろ、元からスイッチの立て付けが悪いのかたまに反応しなくなることがあったのですが、音が小さくなってかつ変なイコライズされた音しか出なくなりました。
一応、裏を覗いてみたりしたのですが、めちゃくちゃ複雑な基盤だったのでそのままそっともとに戻しました。
あんなに当初は使いにくいと思っていたHT-Blackfireですが、なくなってから自宅のアンプを引いてみると完全に物足りないのです。
そう、真空管特有のあのぬくもり感が足りないのです。
というわけでこいつが手に入らない探したのですが、無駄に限定のせいで全く見当たらない。
おそらく限定であることに加えそもそも買ったやつが少ない気がするので、まったく市場に流れていない香りがプンプンするのです。
チクショー。
そんなとき、同じBlackstarの歪でHT-DUALというものが、アダプター抜きで激安で売られているのを発見。
調べたところ、手元にあるアダプターで互換性があるということ、「これは天啓や」ということでサクッと購入。
お値段4000円でした。
それがこいつ。
流石に中古激安品だけあってボロボロ感はあったのですが、音が出れば万事オッケーなので無問題。
もちろん使い方は歪ゼロでプリアンプ的な使い方。
これがね、Blackfireよりもハイが出る感じでとても良かった。
さらに。gainを0にしたときの歪の量もBlackfireだとちょっとクリーンになりきれない歪みっぽさが残ってたんだけど、DUALは真空管のクリーンくらいにはクリーンになる。
それも完璧なクリーンではなくて、ギターのボリュームとか前段にブースター入れて出力を上げればすこーし歪むくらいのクリーン。イイネ。
今はこれ無しで自宅のアンプを弾くことは考えられないですね。
ただしめっさ重い、貧弱な私には持ち運ぶには重すぎる。
これをボードに入れて手で持って歩いた日には、腕だけマッチョになれるよ、まじで。
ただね、音はとてもいい。
アンプが気に入らなくても、HT-DUALで好みのクリーンを作ってしまえば、後は前段に好みの歪を並べるだけで音作りができちゃう。
アンプを持ち歩いていると思えばこの重みにも耐えられる!・・・耐え・・・おとなしくキャリーを使いましょう。
そしてね、このBlack sterシリーズは真空管を自分で変更することができるのだ(但し保証は効かなくなる。しかし私のは中古なのでハナから問題ない)。
この真空管交換についてはネット上に色々書かれているので持っている人試してみても良いと思う。
ただし、HT−DUSALの構造上なのかもしれないが、思ったほどの変化はないと思う。
これはTUBE DRIVERで真空管を交換したときとの比較になるけど、真空管のキャラクターがより反映されるのは TUBE DRIVERと感じた。
この点については中身を見てみればわかるのだが、TUBE DRIVERが比較的シンプルな構造になっているのに対し、HT-DUALはものすごい複雑な基盤が複数枚重なっている。
つまりエフェクターにおける真空管への依存度が全く異なるのだ。
もちろん、全く変わらないということもない。
私も何個か真空管を付け替えてみて、一番しっくり来たやつにしている。
確かエレハモの12AX7EH GOLDがついていると思う。
サウンドハウスさんで2700円くらい。
もはや本体の入手価格に迫る勢い!
こういう試行錯誤が楽しかったりするからね、仕方ないね。
今では新品で売っている光景もめっきり減っているHT-DUAL。
ただ、トランジスタアンプに真空管っぽさを付け足したい時には頼りになるやつだと思う。
もし、中古で安く出回ってみたらちょっと試してもらいやつである。
てか、新品が手に入らなそうだから何個か予備のストックを集めたほうがいいのかもしれない・・・
所有ギター「SHECTER SD-2-24」
メインで使用しているギター。
かれこれ10年以上前に買ったSHECTER、SDシリーズの24フレット。
現在は改造の練習台と化しており、完全に初期状態なのはボディ材くらいな気がする。
ネックの色が12フレット以降違うのは、指板を削ってスキャロップド下してあるから。自力で削ってニスを塗ったので色が変わっている。
ピックアップはすべて変更。
front suhr SSV
middle suhr ML
rear suhr SSH+
suhrのmodern構成。リアの出力はバリ高だが、シングルのストラトの差別化のためどうせなら高出力にしちゃおうとくことで。
将来的にはSSV+とかSSHとかにも変更してみたい。
デフォルトのPUに比べるとhighが出るようになる、というかデフォルトがあえてこもり気味の音を狙っている気がする。
ミニスイッチは初期はタップだったが、現在はVolume&Toneパススルーのダイレクトスイッチに変更。
それに伴って5wayも
フロント→フロントタップ+ミドル→ミドル→リアタップ+ミドル→リア
となるように変更。
ちなみにミックス時のハムタップはミドルに近い方が出力されるようにしている。その方がマイルドなハーフトーンになる気がする。カッティングに使うなら遠い方のピックアップを出力するようした方がいいかも。
ダイレクトスイッチは結構音が変わる。ポットやコンデンサが如何に高音部をカットしていたかが分かって面白い。コンデンサにこだわりたくなってくるよ!
配線材とかコンデンサも変更してあるが、それは別の機会に。
ピックガードも元々のパールからブラックに再塗装。それに伴ってノブも変更。トーンのノブを結構絞るのでメモリの入った物の方が使い勝手が良い。
ブリッジはgotohのロック式。インサートブロックをチタン製のものに変更してある。
裏側。トレモロスプリングをESPのType-1を5本掛け。
Type-2だけやType-1との混合も試したが、Type-1オンリーの方が中音程よく好みだった。
オリジナルのフロイドローズの方がピッチが安定するという話を聞いて、換装しようか悩み中。
散々いじくり倒しているので、売ってもジャンク品扱いだろうし、おそらく一生手元にあるであろうギター。
https://www.dropbox.com/s/5lvktfqxjst5kxx/2019-08-31_13%2730%2709%27.mp3?dl=0