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日々の記録のための備忘録です。

多機能TWS(完全ワイヤレスイヤホン)LYPERTEK TEVI の使用レビュー

筆者はAVIOTの完全ワイヤレスイヤホンを使っていたのですが、この前うっかり洗濯してしまったため、新しい機種を探すことに。

 

有線イヤホンやBluetoothノイズキャンセリングヘッドホンも持っているのだが、ちょっとした外出時やヘッドホンで耳が痛くなってきた時のために、一台はTWSイヤホンも持っておきたい。

あと、コロナウイルスの影響で自宅で作業をしながら遠隔会話をする機会も増えてきたので、通話機能もあるといいなーと考えて、予算1万円前後で該当機種を探していました。

少し辛めの予算なのはバッテリー付きは消耗品という考えなので・・・

 

今回完全ワイヤレスイヤホンを探す上で求めた要素は次の通り。

 

①音楽を楽しむ上で最低限の音質(好みの音質かどうか)

 →なるべくならapt-X対応(macWalkmanでの使用を想定)

②通話機能の使用を想定していること

 →PCと接続しての使用を想定

③バッテリー持ちは長いほうが良い

 →家での使用も想定しているので、一回の連続使用が長くなると思われるため

④耐水性があること

 →洗濯okとは言わないが、不慮の事態での一撃死は避けたい

 

上記基準で探したところ、Noble audio FALCON とLYPERTEK TEVI が最終候補に。

どちらもフラットよりの音質との評判で、筆者の好みに近い(筆者はイヤホンだとETYMOTIC RESEARCH ER4SRが好み)。

 

FALCONは実売価格が15000円前後であり、TEVIが5000円ほど安いこと、TEVIは通話機能についての言及もあったことから今回はTEVIを購入しました。

 

購入に際しては、近くに試聴できる店舗がなかったためこちらのHPを参考にさせていただきました。感謝です。

www.ear-phone-review.com

 

FALCONはバッテリーや耐水性は同レベルだし、音の評判がめちゃくちゃ良いのでいつか比較してみたいところです。

 

以下、購入後のTEVIのレビューとなります。

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ケースに入った状態です。

 

ケース外側はファブリック調になっていて、某MOMENTUMに寄せていってる感があります。

簡単にカタログスペックをまとめておきます。

 

重さ:片側約5g(イヤーピース込)

Bluetoothコーデック:SBC AAC apt-X 

連続再生時間:約10時間

充電器込使用時間:70時間 

充電端子:USB type-C 

防水性:IPX7 

通話機能:CVC8.0マイクノイズキャンセリング

 

重さ以外は公式HP参照です。重さは実際に軽量した結果です。イヤーピースのサイズによって上下があるので「約」表記です。

 

ひとまず音質の評価はあとに回して、スペックについての使用感を。

 

○重量について

重さは5gとこの再生時間にしては軽量だと思います。

 

イヤーピースとの相性もあると思いますが、自分は長時間(5時間超え)装着していると若干耳に違和感が出てくる感じでした。

 

この辺は慣れの部分もあるので、なんとも言えませんが、少なくとも痛くて装着できないというレベルではありません。

耳に干渉して特定の部分が痛むということもありませんでした。

 

ちなみに筆者はイヤーピースは大きめでしっかりと密閉できる装着感で使用しています。

小さめで余裕を持って装着するタイプの人はより快適に装着できる可能性もあると思います(但し音質や落としやすさが変化することはあるかもしれません)

 

比較的軽量ということもあり、しっかりとサイズの合ったイヤーピースをしていれば多少激しく動いても耳から落ちることはないと思います。

 

○機器との接続について

手持ちの音楽再生機とは問題なく接続できました。

AACでのiPhoneとの接続、apt-XでのPC(Mac)、Walkman及びAndroid端末との接続においても特に不具合は見当たりませんでした。

接続の安定性については、再生機に左右されるといった印象です。

 

ちなみにPCだとR側の接続が安定性が高く、iPhoneだとL側が先に認識されていました。

 

スマホの場合、ペアリングのときに先に接続したのと反対の側も接続できるのであまり関係ないですが、再生機によって規則があるようです。

 

接続が安定しないときは反対側に手動で接続し直すと良いかもしれません。

 

○再生時間について

基本的にバッテリーを気にする場面はないと言えます。

自宅での仕様では6時間ほどの連続使用でもまだ警告音は鳴っていません。

 

15分の充電で2時間の仕様が可能となる急速充電機能があるため、ちょっとした休憩のときに充電しておけばより安心でしょう。

 

○防水性について

IPX7というのは、日本工業規格の規定する防水性能に関する等級を表していて、後部の7は7等級ということを表しています。

具体的には、

「一時的(30分)に一定の水深(1m)の条件に水没しても内部に浸水しない」

という性能を示しているようです。

 

これについては検証するのは怖いので試していませんが、もし、上記の通りなら間違えて洗濯しても生き残れるかも・・・

 

○通話機能について

cvc8.0マイクノイズキャンセリングについては情報が出てこなかったので、具体的な使用は分かりませんが、実際に外出先から通話をした相手の方の感想としては、はっきりと声が聞こえたということでした。

 

リモートワークでの仕様でも十分利用できる通話性能を有していると思います。

 

○アプリについて

TEVIにはイコライザやボタンの機能割当のためのアプリがiOSandroid両方で配信されています。

 

このアプリ、ストアでの評判が芳しく無く、接続できないといったコメントが寄せられていますが、私は問題なく接続できました。

 

日本語版の場合、スマホのデバイス画面に表示されるペアリング登録名が[LYPERTEK]と[]付きで表示される場合、アップデートしなくてはアプリに接続できないようです。

 

ちなみに。アップデートには本体を輸入元に送付しなくてはならないためなかなかに面倒。方法などは以下のリンクを参照してください。

www.phileweb.com

 

筆者はeイヤホンさんの通販で購入したのですが、しっかりアップデート後でした。

心配な方はそちらで購入して見るとより安心でしょう。

 

www.e-earphone.jp

 

アプリに接続が完了すると以下のように表示されます。

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現在のサウンドモードと残りのバッテリー残量を確認することができます。

 

サウンドモードの表示画面です。

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サウンドモードでは8種のプリセットの他にカスタムモードがあり、±7dbまで7つの周波数帯をカスタムした設定を保存できる機能があります。

 

このカスタム設定は接続を切っても保存されているので、再接続時でも再設定の必要はありません。

 

後述の通り、低音が激しいタイプのイヤホンではないので、そのような音質が好みの場合、こちらで調整することができます。

 

コントロールモードの表示画面です。

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TEVIは左右の端末に物理ボタンが搭載されていて、そのボタンを押すことで各種操作を行います。

 

コントロールページではダブルクリック、トリプルクリック、1秒長押しの挙動を入れ替えることができます。

 

実際考えられるのは、ボリュームと曲選択の入れ替えくらいなので自由度は低いですが、気になる人は変更することができます。

 

設定画面です。

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言語は接続時などの音声アシスタントを変更するもので、英語と韓国語です。

 

香港の会社なのに中国語ではなく、韓国語なんですね、不思議です。

 

ファームウェアは元から最新の状態でした。

 

○音質について

最後になりますが、音質については聞き手の個人差があると思うので、参考程度に思っていただければ幸いです。

 

まず、全体的な傾向としては聴覚上フラットと呼ばれているものと同系統といっていいと思います。

低音から高音まで全体的に音が綺麗に聞こえてきます

音楽以外の場合、例えば映画やTV番組を見る場合でも、違和感なく鑑賞することができます。

 

一方、綺麗に音が聞こえる反面、勢いや迫力といった点で物足りないという感じることがあるかもしれません。

音の密度とでもいうのでしょうか、その点は不足しています。

モニターライクな音といったところでしょうか。

筆者はモニターライクと呼ばれる音が好みなので、全体的な傾向はドンピシャでした。

少なくとも前に所有していたAVIOTのものよりは好みの音質で、有線といわれても違和感は感じないレベルにはあると思います。

 

また、一部レビューなどでは低音が不足しているというものが散見されますが、アップデートで音のバランスが多少変更になったらしく、少なくとも筆者のものでは低音が不足しているとは感じませんでした。

 

低音に関してはイヤーピースの問題もあると思いますが、自分の耳にしっかりフィットして簡単には落ちてこないような状態になっていれば必要十分な低音は出ていると思います。(イヤーピースに関しては後日別記事で比較してみようと思います)

 

なお、上記アプリのイコライザーによって音質の補正ができるので、多少の不満点ならそれで補えると思います。

 

ちなみに、手持ちの再生機器で一番相性がいいなと感じたのはWalkman nw-a35で、音に迫力が足されるような感じとなり、よりリスニング寄りの楽しい音に聞こえました。

nw-a35はBluetooth接続の場合にはイコライザが効かないので、相性が良いと感じる無線機器に出会えたことは幸運でした。

 

○まとめ

1万円というミドルクラスの価格でありながら、必要十分な各機能を備え、イコライザによる音質補正が可能なモニターライクイヤホン。

モニターライクが好きな方の音楽鑑賞や、リモートワークのためのマイク付きヘッドセットの代わりとしても使える、多様な人にオススメできる製品だと思います。