Memorumdum

日々の記録のための備忘録です。

Tube Works TUBE DRIVERの真空管交換

お気に入りの歪み系エフェクター、TUBE DRIVER。

TUBE DRIVERといえばChandlerの初期型が人気だが、自分の所有しているのはTube Worksの4ノブタイプ。

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回路の変更によって、Chandler初期型に近づけるような改造も可能なようだが、まずは手軽にできる真空管の交換を試してみる。

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左から

①GROOVE TUBES GT-12AX7-M

②Mullard 12AU7

③SOVTEK 12AX7WC

④electro-harmonix 12AX7EHGOLD

 

この4つを音色の明暗で順位づけすると

明           暗

④ ← ① ← ③ ← ② 

となる。

暗いというのは低音から中音に音が詰まっている感覚。

明るいというのは、高音がよく出ているという感覚。

 

個別に見ていくと

④は12AX7ということでゲインが高くなったと感じる。そして、高音がよく出て、音の感じとしてはTS系のディストーションのような感じを受ける。このなかでは一番ハイゲインで、モダンな音になった。

 

①は④と比べると、同レベルのゲインであるが、少しおとなしい(高音が出ない)印象。結果として上品なディストーションという感じ。

 

③は12AXWCという少しゲインを抑えたタイプであるためか、ゲインの量も抑えめ。それでも後述の①よりはひずみやすい。音は高音も出ていてカラッとした印象。オーバードライブに近い歪もできる。

 

②は12AU7という少しタイプの異なる真空管。これが一番初期のeric johnsonの音に近づくという噂を聞いて試してみた。低域から中域にかけての音の密度が高く、EQをともに0にしてみるとEJのようなこもりつつも心地よいサウンドに近くなった。ゲインの量は低いため、他のブースターで補うとより迫力のある音になる。

 

以上、真空管を交換しただけだが、かなり音の変化があり、状況によって使い分けることも十分に考えられる。